【産後ダイエット】産後のたるんだ身体を登山できる体力に戻そう
産後太り解消しないと山には登れない?!
出産後のダイエット、さらにベビーキャリアを担いで、時には歌を歌いながら山に登れるようになるための体力づくりについて。
未だにこのたるんだお尻どうしてくれよう。。
妊娠中12キロ増加した体重、出産後は何してもすぐ疲れるし、夜間授乳で眠いし、時間があったら休みたいし、産まれて間もない我が子を預ける勇気もなく、、
出産後1ヶ月を過ぎてもほとんど身体を動かしていませんでした。
授乳すれとすぐに体重戻るから、という先輩ママの言葉を鵜呑みにして、体重もそのうち戻るだろー、と動かないくせに「母乳のため」などと言い訳して食べたいだけ食べる毎日、、痩せるわけがありません。
子供が生後3ヶ月くらいの頃「さすがにコレではまずい」と思うようになり、
そして「娘も一緒に山に行きたい」とも思うようになり、のそのそ身体を動かし始めました。
とりあえず、走ってみた
夫が家にいるときでの授乳と授乳の間の時間で、すぐにできること、、
手っ取り早く家の近所を歩くか走る!
妊娠前にもほとんど着ていなかったランニング用のウエアとシューズを引っ張り出して着替え、少しウエストがきついけどなんとか収めて、玄関を出ました。
有酸素運動で脂肪が燃焼し始めるのは20分後、、20分間動き続けるのを目標に軽くストレッチをして、早歩き3分、徐々にスピードを上げていきます。
スピードを上げたつもりでも、前を歩く早歩きのサラリーマンとの距離は縮まりません。
それなのに、すぐに息は上がって心拍数マックス。スネのあたりの筋肉もものの5分くらいで悲鳴をあげていました。
気を失うかも、くらいの気分でなんとか20分。せいぜい2キロちょっとしか進んでないのに、フルマラソンをゴールした気分で、残りは歩いて家まで帰りました。
週1でそんなだらしないジョギングをすること数回。
それでも少しずつ走れる距離が長くなり、相変わらずトロトロと遅いものの、
休まず5キロくらいは走れるようになりました。
フルマラソンの1割しかないですが、20分で死にそうになっていた初回と比べれば成長。
ジムに行ってみる
翌月はジョギングに変わって週1回フィットネスジムに行くことにしました。
妊娠前は週に2〜3回ジムでスタジオプログラムに参加していたので、
ジョギングよりやる気が出てきました。
と言っても久しぶりすぎて怪我したらどうしよう、と不安になり、
あまり負荷をかけられません。体重も体型もあまり変わらず、、
それでも運動不足の予防には十分なりました。
内容は気休め程度のウエイトトレーニングと
スタジオでのバーベルエクササイズ(ボディパンプ)と
格闘技エクササイズ(ボディコンバット)。
帰ってきてから、お腹が空いてしっかり米を食べていたので、プラマイゼロ。
体重はまだまだ妊娠前には戻らないまま、、
しかし、一度入ったら45〜60分逃げられないスタジオプログラムで、スタミナを徐々に取り戻せた気がしました。
いよいよ登山復帰。産後初の山登り。
娘が生後5ヶ月になり、父である夫も育児に少し慣れて来た様子。
ついに、山に復帰することにしました。
いきなり単独は不安、ということで夫婦でお世話になっていた登山ガイドさん主催のスノートレッキング講習会に参加。
場所はヘブンスそのはら〜富士見台高原。今思えば、産後最初の登山をよく他のお客さんも一緒に登る、しかも雪山!に行ったなと思います。
富士見台高原を、雪山を完全にナメていたと思います。
実際、、
ホワイトアウト、吹雪(強風)、ラッセルのフルコース。
男性陣がラッセルしてくださったお陰で、なんとか鈍った足でもついていくことができ、無事に登頂しました。
歩行時間、距離はそれほどではなく心肺機能は戻ってきてて、問題なかったのですが、
新雪を上を歩くのに大腿四頭筋にたっぷり疲労感。
他の参加者の方は寒かったと行っていましたが、そこまで寒さを感じなかったのは自分でもビックリしました。
妊娠前は寒いのが大嫌いだったのに、産後、暑がりになった為でしょうか。
なんとか登山復帰を果たしましたが、同時に自分の身体の重さを痛感。
そしてタイツのウエストがきつい。
ダイエットと体力づくりは続きます。。
ベビーキャリアの限界を感じる時
ベビーキャリアを使わなくなるのは、子供が一人で歩けるようになった時だと思っていました。
または、親が子供の体重に負けた時。
でも、違ったんです!
産後2年8ヶ月が過ぎ、週一のフィットネスジムとたまに単独山行や登山講習会の参加で、だいぶ体力を取り戻し、子供をベビーキャリアに乗せて登るのにも慣れてきたな、、なんて余裕をぶちかまして臨んだ国見岳の国見尾根。
2016年5月、ゴールデンウィークの山行。
数年前まで山と高原地図には載ってなかった程度に、静かなルートで多少足場の悪いところもあるけど、慎重に行けば問題なし!と踏んでの子連れ登山。
ロープウエイで下山する予定なので、ロープウエイの有料駐車場に車を止めて、いざ出発。
チビもすでに慣れて、「今日はお山ね〜」と言った様子。
最近、ますます甘えがひどくなって『自分で歩く気がないので』今日は山頂まで行ける!と私も気合いが入る。
(山頂まで行けないパターン↓)
藤内小屋までは問題なく順調。森のくまさん、なんか歌いながら快調に進む。
藤内小屋で、小一時間の長い休憩。小屋のボランティアの方とお話ししたり、おにぎりやおやつを食べたり、魚を見たり。
「そろそろ行くよー」と言うと、ゴネたりせず、すんなりベビーキャリアに乗ってくれる。今日はなんてスムーズなんだ!とここまでは順調そのもの。
いよいよ、ヤシオ尾根へ。
途中、渡渉があるものの、短いので慎重に行けば大丈夫。
と、思ってました。。
が、、
ここで1回目のベビーキャリアの限界を感じることに。。
渡渉の最後、岸に渡るひとつ手前の岩に移ろうとした瞬間!
ベビーキャリアの上のチビが、「へへへ〜」と笑いながら、
左側に重心をドーーーンと移動。
バランスを持って行かれる私。
危うく転倒しそうになり、
あぶなーーーい!
思わず叫びました。
ひやっとした瞬間。タイミング次第では川に子供を落としてたかも。
当の本人はガタッと傾いたベビーキャリアに「あはははは」と笑っている、、
「ママ〜、早くいくよー」
そして、尾根の取り付きへ。
静かなルートなだけに、綺麗に整備されてはいないけど、迷うところはないし、
ここもゆっくり、足元に気をつけながら登れば大丈夫、と急登を進みます。
途中、私が植物の写真を撮るのを見ていたチビは、
すでに落ちて時間のたったアカヤシオの花弁を見つけて、
「お写真とって!」とリクエスト。
とりたくもない写真をオシメ様の命令により撮りながら高度を上げていきます。
そしてこのあと、2回目の限界を感じる時が。
途中のトラバースでは、細い道に谷側が切れ落ちている箇所もあります。
ここも慎重に、と一歩踏み出した瞬間、、
また谷側に重心をドーーーン!!
ベビーキャリアの上を見上げると、チビが谷の下を覗き込んでいる、、頭を外に乗り出している、、
なんとか核心を超えて稜線へ。
チビは爆睡。いつものごとく、子泣き爺のように重たい。
そして頭が前に倒れ、ヘルメットが私の後頭部に直撃し、頭が上がらない、、
でも萌黄色の鈴鹿は美しい。ヤシオ尾根にアカヤシオの花はほぼ見られなかったけど。
※「おやつ食べるー、これすずちゃん持ってるからね」その後、なんどもおやつカップは落下しました。
力もついてきた2歳後半、、小柄な我が子はせいぜい10キロくらい。
ベビーキャリアの重さを入れても14キロ。難しくない登山道ならまだいけると思っていましたが、
力も動き方もダイナミックになってきて、立ち上がったり、身を乗り出したり、思わぬ動きをされて、背負って登ることに限界が見えてきた気がしました。
子連れ登山のルート選択をより慎重にしなくてはと思った1日でした。
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子連れ登山のオフシーズン、夏と冬にできること
乳幼児を山に連れて行こうと思うと、天気の安定した秋か、雪も溶けて暖かくなってきた春がベストシーズン。
子供に特別なトレーニングなどいらない
1歳の登山のためのトレーニング
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子供も雨も雪も結露も怖くない?!防水コンデジを買いました。
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- 顕微鏡モードは荒いけど、確かに拡大して取れるから面白い。子供ウケ絶対イイはず!
- 右手だけで操作しようとすると、いつの間にか動画撮影ボタンを押していることがある、、
- 高度計は付いてるけど、誤差大きくて参考にはできない。おもちゃの範囲。
- 耐寒冷ー10℃までOKとなってるけど、2-3℃でも電池が寒さに付いてこれないので、すぐに電池残量が1コになってしまった。雪山では長くは持たないみたい。GPSはオフにするか、カイロを入れたポケットにしまうか、替えの電池を持って行った方が良さそう。
0歳〜1歳の子供と登山してみて気付いた危険なこと、注意すること
まだ歩けなかったり、よちよち歩きの赤ちゃんを連れての登山。
何度かの子連れ登山をやってみて、危険だな、注意しなきゃな、と思ったことなど。
※2~3歳で感じた危険はこちらに書きました。
我が家は名古屋から日帰りで行ける東海の山を中心に、
0歳で5回、1歳で6回の子連れ登山ができました。(2つ3つ数に入れていいものか?というのがあるけど、、ハイキングといえば間違い無いかな)
- 0歳8ヶ月 春日井三山 (2014.05)
- 0歳9ヶ月 御在所岳 (2014.05)
- 0歳9ヶ月 入笠山(敗退) (2014.06)
- 0歳11ヶ月 北横岳(敗退)〜坪庭散策 (2014.08)
- 0歳11ヶ月 霧ヶ峰 (2014.08)
- 1歳1ヶ月 御在所岳 (2014.10)
- 1歳6ヶ月 金華山 (2015.03)
- 1歳7ヶ月 猿投山 (2015.04)
- 1歳7ヶ月 霊仙山 (2015.04)
- 1歳8ヶ月 竜ヶ岳[鈴鹿] (2015.05)
- 1歳9ヶ月 入笠山 (2015.06)
- 1歳11ヶ月 乗鞍高原散策 (2015.08)
子連れ登山は今も手探り状態。成長の段階や、もちろん、子供の性格などによっても注意しなければならないポイントは変わってくるし、大人だけの山登りと同じく経験を重ねるしかないなぁ、とは思うけど、
春と秋に数回ずつ、子供をベビーキャリアに乗せて歩く経験を通して、注意しなきゃいけないことが見えてきた。
〈追記〉
2〜3歳の登山で危険を感じたこと
2〜3歳の子供と登山してみて気付いた危険なこと、注意すること - 子連れ登山を頑張る母のブログ
ベビーキャリアは(親が)慣れるのに経験が必要
以前、ベビーキャリアの練習をしたことを別の記事にも書かせていただいたけど、同じ重さのザックを背負っているのとはワケが違う、と思った。
重心を自分が予期せぬ方向に移動する荷物なんて、背負ったことないですから!
子供は自由に動く。常に動くかも、と意識しないと、不意に動かれてバランスを崩して転倒、なんてことは許されない。はじめの数回の山行は、慣れるまでかなり緊張。
興味があるものがあれば見を乗り出すし、寝れば重心が一点にかかってきて正に”こなきジジイ”と化す我が子。
他の道具と同じでベビーキャリアは親が使い慣れないと真価を発揮しないみたい。
知ってる道でも難易度アップ。ルート選びは慎重に。
そんな訳で、ルート選びも吟味。
安心なのはよく知っている登山道で、上記のような重心を異動しながらでも歩けるくらいの余裕を持てるところ。
または、老人の散歩に使われていたり、幼児でも登れるような小さくて道も広くて良く整備された登山道。春日井三山、入笠山、霧ヶ峰あたりは親も初めてかものすごく久しぶりだったけど、よく整備されていることを知っていたので、行ってみて正解。
猿投山なら「東海自然歩道」はよく整備されていて歩きやすい。
御在所は慣れていないと危険な箇所もあるけど、子供が生まれる前から何度も足を運んでいるルートだったので、ルート状のどこで何に中止しなければならないか、予め想定ができる。
それでも、ちょっとしたほんとに狭い川の渡渉や、ちょっとした段差の大きい下りなどはバリバリに緊張。トレッキングポールは必須。
コースタイムの2倍〜3倍を見積もり、頂上は目指さない登山をする
1歳になると子供は少しずつ要求を出し始めてくる。
0歳のうちはまだ大人しくベビーキャリアに乗っていてくれていた、というか、半分以上寝ているので、慣れない難しさはあったけど、軽いし何より静かだった。
1歳半で登った金華山。北側のルートから登ったのだけど、その頃、チビは普段の保育園の行き帰りなどでも「タッチ」と言って色々なものに触りたがった。
山でももちろん、標識、木の幹、大きな岩など目に入る様々な珍しい物に対して、「たーっち」とベビーキャリアの上から要求。お代官様状態。
公園以外の木や岩に触ることも普段の生活ではないことなので、いい刺激にはなっていそう。
だが!それを5mも進まないうちに要求され、拒否すれば怒られ、、全然進まない。
大人1-2人だけならコースタイムの半分程度で歩ける金華山の登山道も山頂までたっぷり1時間。
ストック(トレッキングポール)を出そうものなら、それも貸せと要求。
バランスを取るために、ちょっと岩に手を置こうものなら、自分も同じ場所にタッチしたいと要求。
ここからコースタイム通りには歩けなくなり、山行計画は3倍かかることも想定して、
「何時までにここに来れなければ、山頂は諦めて引き返す」というタイムアウトポイントを設定せざるを得ない。
サンシェードが付いていても、帽子よりヘルメット着用
百聞は一見に如かず。この写真!
寝るとこうなるから!完全にベビーキャリアから頭が落ちてるし、直してもまたすぐ落ちるし。
樹林帯で一度コツンと頭を木にぶつけてしまい、小さなたんこぶを作ってしまったので、それ以来、樹林帯を歩くときはヘルメット。
サンシェードも頭上の枝はある程度避けてくれるけど、横に飛び出した頭を保護するのはヘルメットしかないので、自転車用だけど無いよりずっと安心、安全。
子供のウェアは1枚多め。寒くないかこまめにチェック
ベビーキャリアを背負って、気を遣いながら歩いたり、3人分の荷物の入ったザックを背負っている大人は汗かきトレーニングかよ、というほど暑い思いをすることが多い。
だからつい子供も同じ感覚だと思ってしまうけど、乗ってるだけのチビは足元が冷え冷えに冷たくなってることも。
稜線など風ある、体温が下がりやすいときでも無い時でも、こまめに寒そうじゃないかチェック。
同時に着せすぎて汗ダクで寝てたりすることもあるので、子供の服装は基本的に重ね着で調整しやすく。
このことは事前に本で予習して、ほほぅ〜と思っていたので、最初の山行からちょこちょこ様子を伺うようにして、今のところ風邪を引かせずに済んでいる。
この2冊を妊娠中や産後に読んで、自分の子供と山に行きたいなあ、思ったのが懐かしい!
ちなみに2歳になった最近は、自分で歩く!という主張が増えて、やっぱり前に進まない。
小さな身体でボルダリングのように登る姿はたくましいけど。
しかし、まだ抱っこも要求してくるし、アレがいいコレがいい、イヤだイヤだの魔の2歳との山登りは暴走などの他の危険も。
これは現在進行中なので、ノウハウになるようなことができたらまた記事にしておこ。
【子連れ山行記録】0歳9ヶ月 春日井三山(道樹山・大谷山・弥勒山) 2014/05/18
【子連れ山行記録】2歳1ヶ月 御在所岳(途中敗退) 2015/10/12
2歳と一緒に御在所岳へ裏道ルートからハイキングへ行ってきました。