子連れ登山を頑張る母のブログ

子連れ登山をはじめました。名古屋から日帰りで行ける東海地方の山を中心に子供と一緒に登山をするための準備や山行記録など。

【産後ダイエット】産後のたるんだ身体を登山できる体力に戻そう

産後太り解消しないと山には登れない?!

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出産後のダイエット、さらにベビーキャリアを担いで、時には歌を歌いながら山に登れるようになるための体力づくりについて。

未だにこのたるんだお尻どうしてくれよう。。

 

妊娠中12キロ増加した体重、出産後は何してもすぐ疲れるし、夜間授乳で眠いし、時間があったら休みたいし、産まれて間もない我が子を預ける勇気もなく、、

出産後1ヶ月を過ぎてもほとんど身体を動かしていませんでした。

授乳すれとすぐに体重戻るから、という先輩ママの言葉を鵜呑みにして、体重もそのうち戻るだろー、と動かないくせに「母乳のため」などと言い訳して食べたいだけ食べる毎日、、痩せるわけがありません。

 

子供が生後3ヶ月くらいの頃「さすがにコレではまずい」と思うようになり、

そして「娘も一緒に山に行きたい」とも思うようになり、のそのそ身体を動かし始めました。

とりあえず、走ってみた

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夫が家にいるときでの授乳と授乳の間の時間で、すぐにできること、、

手っ取り早く家の近所を歩くか走る!

妊娠前にもほとんど着ていなかったランニング用のウエアとシューズを引っ張り出して着替え、少しウエストがきついけどなんとか収めて、玄関を出ました。

有酸素運動で脂肪が燃焼し始めるのは20分後、、20分間動き続けるのを目標に軽くストレッチをして、早歩き3分、徐々にスピードを上げていきます。

スピードを上げたつもりでも、前を歩く早歩きのサラリーマンとの距離は縮まりません。

それなのに、すぐに息は上がって心拍数マックス。スネのあたりの筋肉もものの5分くらいで悲鳴をあげていました。

気を失うかも、くらいの気分でなんとか20分。せいぜい2キロちょっとしか進んでないのに、フルマラソンをゴールした気分で、残りは歩いて家まで帰りました。

 

週1でそんなだらしないジョギングをすること数回。

それでも少しずつ走れる距離が長くなり、相変わらずトロトロと遅いものの、

休まず5キロくらいは走れるようになりました。

フルマラソンの1割しかないですが、20分で死にそうになっていた初回と比べれば成長。

ジムに行ってみる

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翌月はジョギングに変わって週1回フィットネスジムに行くことにしました。

妊娠前は週に2〜3回ジムでスタジオプログラムに参加していたので、

ジョギングよりやる気が出てきました。

と言っても久しぶりすぎて怪我したらどうしよう、と不安になり、

あまり負荷をかけられません。体重も体型もあまり変わらず、、

それでも運動不足の予防には十分なりました。

 

内容は気休め程度のウエイトトレーニングと

スタジオでのバーベルエクササイズ(ボディパンプ)と

格闘技エクササイズ(ボディコンバット)。

帰ってきてから、お腹が空いてしっかり米を食べていたので、プラマイゼロ。

体重はまだまだ妊娠前には戻らないまま、、

しかし、一度入ったら45〜60分逃げられないスタジオプログラムで、スタミナを徐々に取り戻せた気がしました。

 

いよいよ登山復帰。産後初の山登り。

娘が生後5ヶ月になり、父である夫も育児に少し慣れて来た様子。

ついに、山に復帰することにしました。

いきなり単独は不安、ということで夫婦でお世話になっていた登山ガイドさん主催のスノートレッキング講習会に参加。

場所はヘブンスそのはら〜富士見台高原。今思えば、産後最初の登山をよく他のお客さんも一緒に登る、しかも雪山!に行ったなと思います。

富士見台高原を、雪山を完全にナメていたと思います。

実際、、

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ホワイトアウト、吹雪(強風)、ラッセルのフルコース。

男性陣がラッセルしてくださったお陰で、なんとか鈍った足でもついていくことができ、無事に登頂しました。

歩行時間、距離はそれほどではなく心肺機能は戻ってきてて、問題なかったのですが、

新雪を上を歩くのに大腿四頭筋にたっぷり疲労感。

他の参加者の方は寒かったと行っていましたが、そこまで寒さを感じなかったのは自分でもビックリしました。

妊娠前は寒いのが大嫌いだったのに、産後、暑がりになった為でしょうか。

 

なんとか登山復帰を果たしましたが、同時に自分の身体の重さを痛感。

そしてタイツのウエストがきつい。

ダイエットと体力づくりは続きます。。

 

ベビーキャリアの限界を感じる時

ベビーキャリアを使わなくなるのは、子供が一人で歩けるようになった時だと思っていました。

または、親が子供の体重に負けた時。

でも、違ったんです!

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産後2年8ヶ月が過ぎ、週一のフィットネスジムとたまに単独山行や登山講習会の参加で、だいぶ体力を取り戻し、子供をベビーキャリアに乗せて登るのにも慣れてきたな、、なんて余裕をぶちかまして臨んだ国見岳の国見尾根。

2016年5月、ゴールデンウィークの山行。

 

数年前まで山と高原地図には載ってなかった程度に、静かなルートで多少足場の悪いところもあるけど、慎重に行けば問題なし!と踏んでの子連れ登山。

 

ロープウエイで下山する予定なので、ロープウエイの有料駐車場に車を止めて、いざ出発。

チビもすでに慣れて、「今日はお山ね〜」と言った様子。

最近、ますます甘えがひどくなって『自分で歩く気がないので』今日は山頂まで行ける!と私も気合いが入る。

 

(山頂まで行けないパターン↓)

kozure.hatenablog.com

 

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藤内小屋までは問題なく順調。森のくまさん、なんか歌いながら快調に進む。

藤内小屋で、小一時間の長い休憩。小屋のボランティアの方とお話ししたり、おにぎりやおやつを食べたり、魚を見たり。

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「そろそろ行くよー」と言うと、ゴネたりせず、すんなりベビーキャリアに乗ってくれる。今日はなんてスムーズなんだ!とここまでは順調そのもの。

 

いよいよ、ヤシオ尾根へ。

途中、渡渉があるものの、短いので慎重に行けば大丈夫。

と、思ってました。。

が、、

ここで1回目のベビーキャリアの限界を感じることに。。

 

渡渉の最後、岸に渡るひとつ手前の岩に移ろうとした瞬間!

ベビーキャリアの上のチビが、「へへへ〜」と笑いながら、

左側に重心をドーーーンと移動。

バランスを持って行かれる私。

 

危うく転倒しそうになり、

あぶなーーーい!

思わず叫びました。

 

ひやっとした瞬間。タイミング次第では川に子供を落としてたかも。

当の本人はガタッと傾いたベビーキャリアに「あはははは」と笑っている、、

「ママ〜、早くいくよー」

 

そして、尾根の取り付きへ。

静かなルートなだけに、綺麗に整備されてはいないけど、迷うところはないし、

ここもゆっくり、足元に気をつけながら登れば大丈夫、と急登を進みます。

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途中、私が植物の写真を撮るのを見ていたチビは、

すでに落ちて時間のたったアカヤシオの花弁を見つけて、

「お写真とって!」とリクエスト。

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とりたくもない写真をオシメ様の命令により撮りながら高度を上げていきます。

 

そしてこのあと、2回目の限界を感じる時が。

途中のトラバースでは、細い道に谷側が切れ落ちている箇所もあります。

ここも慎重に、と一歩踏み出した瞬間、、

また谷側に重心をドーーーン!!

 

ベビーキャリアの上を見上げると、チビが谷の下を覗き込んでいる、、頭を外に乗り出している、、

 

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なんとか核心を超えて稜線へ。

チビは爆睡。いつものごとく、子泣き爺のように重たい。

そして頭が前に倒れ、ヘルメットが私の後頭部に直撃し、頭が上がらない、、

でも萌黄色の鈴鹿は美しい。ヤシオ尾根にアカヤシオの花はほぼ見られなかったけど。

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※「おやつ食べるー、これすずちゃん持ってるからね」その後、なんどもおやつカップは落下しました。

 

力もついてきた2歳後半、、小柄な我が子はせいぜい10キロくらい。

ベビーキャリアの重さを入れても14キロ。難しくない登山道ならまだいけると思っていましたが、

力も動き方もダイナミックになってきて、立ち上がったり、身を乗り出したり、思わぬ動きをされて、背負って登ることに限界が見えてきた気がしました。

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子連れ登山のルート選択をより慎重にしなくてはと思った1日でした。

 

 

 



 

 

 

子連れ登山のオフシーズン、夏と冬にできること

f:id:umako66:20160723160235j:image乳幼児を山に連れて行こうと思うと、天気の安定した秋か、雪も溶けて暖かくなってきた春がベストシーズン。

東海地方の猛暑にさらすのも、高山もまだ心配があるし、共働きなので冬は風邪を引かれると仕事を休まなければならないので、
我が家は基本的に7〜9月、12〜2月は子供を山には連れて行かない。
※と、ここまで書いて、3歳になるこの夏は乗鞍に行く予定だと気付きました。3000m級だけど殆どバスだし、御容赦ください。
 

子供に特別なトレーニングなどいらない

f:id:umako66:20160723160532j:image山に登る機会の少ないシーズン、親子共に体力作りは意識的に行い、スタミナや脚力の維持を図る。
親は交代で単独山行もあるけど、子供はオフシーズンは一切山から離れちゃう訳。
早速、前述を根本から覆すようなんだけど、公園で遊ぶだけで、常に全力な2歳の子供にトレーニングなんて必要ない。
なんとなく山を思い出してもらったり、登ることに興味を持って欲しい、という親の願い。親のエゴというやつ。
 
と言うわけで、子供の成長にあわせたオフシーズンの山トレ。
 

1歳の登山のためのトレーニング

f:id:umako66:20160723160829j:image脚立に上りたがるので、そのまま上らせる。
最初は下りるのを怖がっていたので、手を貸したり、親が見本を見せながら。
いつの間にか教えずとも三点確保をマスターし、手を貸さなくても安定して下りてこれるように!
階段も好きなので、登りたそうな時は、立ち入り禁止でない限りできるだけ上らせてやりました。
 

2歳の登山のためのトレーニング

f:id:umako66:20160723160927j:image体力がついてきた2歳は階段トレーニングはそのまま、公園などの遊具もうまく遊べるようになってくるので、バランス感覚を養えそうなもの、三点確保しながら登ったり下りたりする大型遊具で積極的に遊ばせました。
f:id:umako66:20160723161020j:image体力以外のところで、ストックを見せると、「お山〜」と山を思い出すので、たまに家でも触らせてみたり。ただし、部屋の中で使おうとするので、家の外で渡すのを勧めます。。
 
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それから、これまでの子連れ登山で撮った写真はリビングのデジタルフォトフレームでいつでも見える位置に。
「あ、すずちゃんと、ママといっちょにお山〜」と山を思い出して?いる様子。
そんな時は「また一緒にお山にいこうねー!」と楽しげに話しかけます。
 
f:id:umako66:20160723161315j:image以上、オフシーズンでも子供のできるトレーニングでした。
 
ちなみに親も夏は山から離れがちなので、ジムでスクワットやステッパーなどで定期的に足のトレーニング、
キャリアを背負ってもバランスを崩さないための体幹トレ、
ネットや山雑誌で子連れ登山のイメトレ、などをしています。
 

子供も雨も雪も結露も怖くない?!防水コンデジを買いました。

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山用にコンデジを買い足しました。
RICOHのWG5というやつ。

フル活用のコンデジ2台、電池の蓋がとれた古いパナも入れると3台になり、充電しかけた一眼レフは再びお蔵入り。
ソニーのRX100は山を撮るにも子供を撮るのにも申し分なく楽しく使えていて、満足なのだけど、
去年の冬に山に持って行ったら、思いの外気温が高くて結露して、危なかったことから、高級品を山に持っていくのは天気がいい時だけと決めた。
防塵、防滴、耐寒冷仕様のカメラは各メーカーから出ているので、ネットで調査。
候補はNikonのAW130。防水に関しては、ダイビングは数年間遠ざかっているので、雨、雪、結露、子供のよだれやお茶、夏のプール、くらいで十分。水深30m防水はいらないと思ったけど、ニコン製はオートフォーカスが早そうなのと、手振れ補正が5軸というやつで、協力そうだったのに惹かれた。

Nikon デジタルカメラ COOLPIX AW130 オレンジ

Nikon デジタルカメラ COOLPIX AW130 オレンジ


基本的にスナップだし、歩いていて、写真が撮りたいな、と思った時に、一瞬立ち止まってパシャリ、という使い方を考えると手振れ補正がかなり重要。

で、ほとんどNikonだな、、RICOH(PENTAX)WGシリーズのいかにもアウトドアや工事現場向けですー、という見た目から好みじゃなかったし。
外側が目立つ機種はレンズや操作性が悪い、というイメージだったし。

電器屋さんの割引券が片手に店頭へ行くと、カメラ担当のお兄さんがゴリ押ししてくれたのがWG-5。
手振れ補正が良くなったし、山で使うならグローブしたままでも操作性しやすい、レンズが明るい(f2.0)から、というのが主な理由。

RICOH 防水デジタルカメラ WG-5GPS オレンジ 防水14m耐ショック2.2m耐寒-10度 RICOH WG-5GPSOR 04662

RICOH 防水デジタルカメラ WG-5GPS オレンジ 防水14m耐ショック2.2m耐寒-10度 RICOH WG-5GPSOR 04662

そこで初めてこのカメラに興味が出てきた。

結局決め手は、顕微鏡モード。
スーパーマクロモード?とでもいうのか、レンズの周りにLEDがついていて、1cm未満まで寄れるというオリジナル機能。

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天気が良い時はSONYのRX100Ⅲをつかうから、遊べるコンデジにしよう!

植物や昆虫にはの観察や同定にも使えるかも!(絶対やらないと思う)

子供がもう少し賢くなってきたら、喜ぶかも!

むしろ、、
八ヶ岳で雨の中ピカピカふくふくになった苔の写真撮りたい…


数日後、いいタイミングで雪山ハイキングにWG-5をお供させました。
歩きながら、オートでちょいちょいシャッター押してみただけで、どんな撮り方ができるかまでは試せてないですが、

使用感は下記のとおり。

電源やシャッターは硬くて、普通のコンデジの感覚で押すと、アレ?となるけど、確かにグローブしてても押せる。

思ってたよりずっと手振れ補正効いてる。
立ち止まって片手でパシャリ、でも記録写真としては十分
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  • 顕微鏡モードは荒いけど、確かに拡大して取れるから面白い。子供ウケ絶対イイはず!

  • 右手だけで操作しようとすると、いつの間にか動画撮影ボタンを押していることがある、、

  • 高度計は付いてるけど、誤差大きくて参考にはできない。おもちゃの範囲。

  • 耐寒冷ー10℃までOKとなってるけど、2-3℃でも電池が寒さに付いてこれないので、すぐに電池残量が1コになってしまった。雪山では長くは持たないみたい。GPSはオフにするか、カイロを入れたポケットにしまうか、替えの電池を持って行った方が良さそう。

メニューやボタンの配置に慣れてきたら、また楽しい使い方を探ってみたいと思います。

0歳〜1歳の子供と登山してみて気付いた危険なこと、注意すること

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まだ歩けなかったり、よちよち歩きの赤ちゃんを連れての登山。

何度かの子連れ登山をやってみて、危険だな、注意しなきゃな、と思ったことなど。

 

 ※2~3歳で感じた危険はこちらに書きました。

kozure.hatenablog.com

 

 

 

我が家は名古屋から日帰りで行ける東海の山を中心に、

0歳で5回、1歳で6回の子連れ登山ができました。(2つ3つ数に入れていいものか?というのがあるけど、、ハイキングといえば間違い無いかな)

 

  • 0歳8ヶ月   春日井三山 (2014.05)
  • 0歳9ヶ月 御在所岳  (2014.05)
  • 0歳9ヶ月 入笠山(敗退) (2014.06)
  • 0歳11ヶ月 北横岳(敗退)〜坪庭散策 (2014.08)
  • 0歳11ヶ月 霧ヶ峰 (2014.08) 
  • 1歳1ヶ月 御在所岳 (2014.10)
  • 1歳6ヶ月 金華山 (2015.03)
  • 1歳7ヶ月 猿投山 (2015.04)
  • 1歳7ヶ月 霊仙山 (2015.04)
  • 1歳8ヶ月 竜ヶ岳[鈴鹿] (2015.05)
  • 1歳9ヶ月 入笠山 (2015.06)
  • 1歳11ヶ月 乗鞍高原散策 (2015.08) 

 

子連れ登山は今も手探り状態。成長の段階や、もちろん、子供の性格などによっても注意しなければならないポイントは変わってくるし、大人だけの山登りと同じく経験を重ねるしかないなぁ、とは思うけど、

春と秋に数回ずつ、子供をベビーキャリアに乗せて歩く経験を通して、注意しなきゃいけないことが見えてきた。

〈追記〉

2〜3歳の登山で危険を感じたこと

2〜3歳の子供と登山してみて気付いた危険なこと、注意すること - 子連れ登山を頑張る母のブログ

 

ベビーキャリアは(親が)慣れるのに経験が必要

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以前、ベビーキャリアの練習をしたことを別の記事にも書かせていただいたけど、同じ重さのザックを背負っているのとはワケが違う、と思った。

 

重心を自分が予期せぬ方向に移動する荷物なんて、背負ったことないですから!

子供は自由に動く。常に動くかも、と意識しないと、不意に動かれてバランスを崩して転倒、なんてことは許されない。はじめの数回の山行は、慣れるまでかなり緊張。

興味があるものがあれば見を乗り出すし、寝れば重心が一点にかかってきて正に”こなきジジイ”と化す我が子。

他の道具と同じでベビーキャリアは親が使い慣れないと真価を発揮しないみたい。

 

知ってる道でも難易度アップ。ルート選びは慎重に。

そんな訳で、ルート選びも吟味。

安心なのはよく知っている登山道で、上記のような重心を異動しながらでも歩けるくらいの余裕を持てるところ。

または、老人の散歩に使われていたり、幼児でも登れるような小さくて道も広くて良く整備された登山道。春日井三山、入笠山、霧ヶ峰あたりは親も初めてかものすごく久しぶりだったけど、よく整備されていることを知っていたので、行ってみて正解。

猿投山なら「東海自然歩道」はよく整備されていて歩きやすい。 

御在所は慣れていないと危険な箇所もあるけど、子供が生まれる前から何度も足を運んでいるルートだったので、ルート状のどこで何に中止しなければならないか、予め想定ができる。

それでも、ちょっとしたほんとに狭い川の渡渉や、ちょっとした段差の大きい下りなどはバリバリに緊張。トレッキングポールは必須。

 

コースタイムの2倍〜3倍を見積もり、頂上は目指さない登山をする

1歳になると子供は少しずつ要求を出し始めてくる。

0歳のうちはまだ大人しくベビーキャリアに乗っていてくれていた、というか、半分以上寝ているので、慣れない難しさはあったけど、軽いし何より静かだった。

1歳半で登った金華山。北側のルートから登ったのだけど、その頃、チビは普段の保育園の行き帰りなどでも「タッチ」と言って色々なものに触りたがった。

山でももちろん、標識、木の幹、大きな岩など目に入る様々な珍しい物に対して、「たーっち」とベビーキャリアの上から要求。お代官様状態。

公園以外の木や岩に触ることも普段の生活ではないことなので、いい刺激にはなっていそう。

だが!それを5mも進まないうちに要求され、拒否すれば怒られ、、全然進まない。

大人1-2人だけならコースタイムの半分程度で歩ける金華山登山道も山頂までたっぷり1時間。

ストック(トレッキングポール)を出そうものなら、それも貸せと要求。

バランスを取るために、ちょっと岩に手を置こうものなら、自分も同じ場所にタッチしたいと要求。

ここからコースタイム通りには歩けなくなり、山行計画は3倍かかることも想定して、

「何時までにここに来れなければ、山頂は諦めて引き返す」というタイムアウトポイントを設定せざるを得ない。

 

サンシェードが付いていても、帽子よりヘルメット着用

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百聞は一見に如かず。この写真!

寝るとこうなるから!完全にベビーキャリアから頭が落ちてるし、直してもまたすぐ落ちるし。

樹林帯で一度コツンと頭を木にぶつけてしまい、小さなたんこぶを作ってしまったので、それ以来、樹林帯を歩くときはヘルメット。

サンシェードも頭上の枝はある程度避けてくれるけど、横に飛び出した頭を保護するのはヘルメットしかないので、自転車用だけど無いよりずっと安心、安全。

 

子供のウェアは1枚多め。寒くないかこまめにチェック

ベビーキャリアを背負って、気を遣いながら歩いたり、3人分の荷物の入ったザックを背負っている大人は汗かきトレーニングかよ、というほど暑い思いをすることが多い。

だからつい子供も同じ感覚だと思ってしまうけど、乗ってるだけのチビは足元が冷え冷えに冷たくなってることも。

稜線など風ある、体温が下がりやすいときでも無い時でも、こまめに寒そうじゃないかチェック。

同時に着せすぎて汗ダクで寝てたりすることもあるので、子供の服装は基本的に重ね着で調整しやすく。

このことは事前に本で予習して、ほほぅ〜と思っていたので、最初の山行からちょこちょこ様子を伺うようにして、今のところ風邪を引かせずに済んでいる。

 

赤ちゃんから始めました親子登山

赤ちゃんから始めました親子登山

 
子どもと楽しむ山歩き

子どもと楽しむ山歩き

 

この2冊を妊娠中や産後に読んで、自分の子供と山に行きたいなあ、思ったのが懐かしい!

 

ちなみに2歳になった最近は、自分で歩く!という主張が増えて、やっぱり前に進まない。

小さな身体でボルダリングのように登る姿はたくましいけど。

しかし、まだ抱っこも要求してくるし、アレがいいコレがいい、イヤだイヤだの魔の2歳との山登りは暴走などの他の危険も。

これは現在進行中なので、ノウハウになるようなことができたらまた記事にしておこ。 

【子連れ山行記録】0歳9ヶ月 春日井三山(道樹山・大谷山・弥勒山) 2014/05/18

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初めての山登りは0歳8ヶ月。春日井三山に決定。(生後10ヶ月だと思ってたけど、記録をひっくり返したらまだ生後8ヶ月だった)
ルートはグリーンピア駐車場→細野キャンプ場→道樹山→大谷山→弥勒山→都市緑化植物園→グリーンピア駐車場

チビが車移動(チャイルドシート)が嫌いだったので家からのアプローチが楽な場所。そして私たち親も子連れ登山やベビーキャリアにまだ慣れていないので、初心者でも安心な登山道。でも遊歩道ではなく一応山登りっぽい雰囲気を楽しめるところ、ということでこのルートに決定。
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この必死でつかまり立ちしているチビを山などに連れて行って大丈夫なのか?という不安はなくは、ない。。

駐車場に到着すると、交代で親が準備。まだ自力で立つこともできないチビをどちらかが抱っこしていないと準備もできないのだ。

準備を整え、チビをベビーキャリアに乗せようとすると激しく拒否。
仕方なく、パパの背中に空のベビーキャリア、前に抱っこ紐(エルゴ)で出発。

細野キャンプ場の登山口に着く頃にはチビは寝ていた。眠たかったらしい。
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そのまま道樹山を目指して登っていくが、気温の高さと日差しと、案外急登で結構キツイ。
チビを抱っこしているので、前側に重心が掛かり、普通の山登りではあり得ない状態に加え、絶対転べないプレッシャーも。
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汗だくで稜線を目指しているうちに、いつの間にか起きてた。
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とりあえず抱っこのまま道樹山へ。
週末のいい天気とあって、かなりの人。そして地元の子供会の遠足や、ジーパンにスニーカーなど普段は登山なんてしないような格好の人が多い。
ここにちょっとした盲点があった。

山登りのマナーがここでは通用しない。。
休憩用のベンチやテーブルにザックが並べてあったりするのだ。
そのため、途中でチビにミルクや離乳食をと思っても場所を探すのが大変。
道の譲り合い、というものもなかったりするので、すれ違いなども気をつけなければならなかった。

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なんとか場所を見つけて、離乳食&ミルクタイム。
チビも外で食べる、という珍しさに刺激されたのか、よく食う食う!
和光堂のベビーランチをしっかり食べ、いつも通り食後のミルクも飲んだ。
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今度はベビーキャリアに乗ってプチ縦走を再開。
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大谷山の前後を歩いているあたりは、機嫌が良くベビーキャリアに乗っていてくれた。
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ドイターのキッドコンフォート2に付属のクマのぬいぐるみ(落ちないようにストラップでとめてある)で遊んだり、
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パパの後頭部をイタズラしたり、なかなか楽しそう。

大谷山から弥勒山へ一度降って登り返すあたりでベビーキャリアに飽きてきたチビの機嫌が悪くなってくる。
再びエルゴで抱っこすると、大人しくなったので、さっと弥勒山の山頂を踏んで下山。
降りると公園の中はファミリーでいっぱい。動物なども見せたりするが、まだ興味を持つのは早いみたい。
駐車場へ戻り、大人だけソフトクリームで疲れを癒して帰る。

初めての子連れ登山にしては、まずまずだったけど、散歩の延長で気軽にピクニックにこれる春日井三山のような無法地帯な山よりも、ある程度山登りをしている人が来るような山の方が逆に生きやすいかも!とひとつ学習。

でも展望も素晴らしく、離乳食、ミルク、オムツ替えも無事に行ってこられた味のある山行だった。
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【子連れ山行記録】2歳1ヶ月 御在所岳(途中敗退) 2015/10/12

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2歳と一緒に御在所岳へ裏道ルートからハイキングへ行ってきました。

しかし、今回は途中敗退。。

下を向いて歩こう。ドングリ拾いながら。

朝、少々寝坊して、無料駐車場はもういっぱい。着いたと思って大きな声で「着いたー!着いたねぇっ」と言ったのに車が止まらなかったからシュンとしてしまった2歳。
でもこれはまだ想定の範囲内
ロープウェイの駐車場までまわって、今度こそほんとに「着いたー!」
 
荷物を整えて、靴を履き替えて、と親たちが忙しくしている間にも2歳はベビーキャリアに乗りたいと主張している。
少し風があるので、薄手のロンTの上にフリースを着せてから、キャリアに乗せると「ママここ〜」とショルダーハーネスあたりを指差し。
しかし、今日はアルプスに行けなくて欲求不満のパパがトレーニング兼ねて背負うのだ。
今日はパパねー、とたしなめてロープウェイ脇から裏道登山口を目指す。
今日は藤内小屋までしか行けないかもねー、さすがにそれは短すぎじゃない?
など親の私たちは適当に会話しながら。
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途中、ドングリを拾って渡すと、どんぐりコロコロ、らしい歌を歌い、ママも!と歌わされる。
いつもながら登りだと結構ツライ。そして予想通り、どんぐりをすぐに落とすので、また拾って渡すと、カサのついたやつがいい、みたいな事を言われ、私はしばらくカサのついたドングリを探しながら歩くことに。

あるくー!自分で歩くトレーニングだ!

裏道のなだらかな登山道を歩いていると、ウチのチビより少し大きい3歳半くらいの女の子のファミリーに会う。
挨拶をして、先に行かせてもらい、姿が見えなくなると、
「あるくー!」
感化されたのか、ベビーキャリアから降りて歩きたいと主張。
実は前回近場の低山に連れて行った時は5分で「だっこー!」と言われたので、今回も同じだろーなーと期待して来なかったのだけど!
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トレッキングポールをパパから奪い、使いたそうだったので、最小まで短くして渡す。
と、教えてもないのに、なかなか上手く使いこなして歩き始める。
大きな石や小さな石が目に入るたびに「おっきいねぇ」「ちっちゃい」といってなかなか進まないけれど、少し段差のあるところは手を貸しながら、藤内小屋へ到着。
 

山小屋に橋にテンションアップ

犬はいるし、魚はいるし、大人は褒めてくれるし、ベンチに座ったり降りたり、楽しくてしょうがない様子。
お弁当を食べて、山頂まで行ってたら遅くなる(し、たどり着かない)。
天気はいいけど、上の方は雲が多く、風も強そうなことから、岳不動あたりまで行って戻ってくるか、ということに。
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岳不動方面へは藤内小屋の裏手から橋を一個越えるのだけど、橋も子供のテンションを上げるポイントらしく、こちらはヒヤヒヤものなので、キャリアの上かせめて抱っこで渡りたいのだけど、
「じぶん(で渡る)」と拒否。
後ろから、両手を持ったり脇を支えながら、自分も躓いたりしないようにして渡るが、テンション上がったチビは走ろうとするから注意。
橋を渡ると、もう一回渡りたい!と主張されたけど、また帰りにくるからとなだめて先へ。
ところどころ道幅の狭いところでは、チビの手を引いて親は足場の悪いところで、自分の重心を安定させなければならず、子供が歩くようになってからの親子登山の難しさを少し感じる。
 
しかし、しばらく石をひっくり返したり落ち葉を拾ったりしながら三岳寺跡の手前くらいまで行くと、「あっち」と来た方向を指差し、戻りたいという。
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もちろん最後は爆睡

嬉々として橋を渡り、再び藤内小屋へ。端っこの影でさっとオムツを変えて、また少し遊んで下山。
もうベビーキャリアには乗りたがらない。歩く!と言った後、さすがに疲れたのか「だっこ、だっこー」が始まる。
 
抱っこしてゆっくり歩き始めると、もうウトウトしていたので、「キャリアに乗ろうか?」と声をかけると、半分目を閉じたまま「イヤだ〜」と、首を振る。
しかし、睡魔には勝てずすぐに爆睡。そっとベビーキャリアに戻し、裏道登山口へ戻る。
今まで何度も御在所岳には来ているのに、蒼滝を見たことがないことに気づいて、寄ってみた。
爆睡のチビと滝の前で写真を撮ってロープウェイの駐車場に戻ると、いつの間にか目を覚まし、キッドコンフォート2のチンレストに顎を乗せてニヤニヤしていた。
 
ロープウェイを見つけて、「キティちゃん!」
前回、富士見台へ行った時のヘブンスそのはらのロープウェイを思い出したらしい。
キティちゃん付いてないよー、カモシカさんだよー、と言いながら車に戻った。
帰りは希望荘でお風呂に入って帰名。
お風呂へ行くケーブルカーも楽しそうだった。
 

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