【登山の泥汚れ】アウトドア専用の洗濯洗剤を試してみた!(ファイントラック 洗剤 オールウォッシュ)
新品のウエアも台無し。雨の後の登山後、ドロ汚れをなんとかしたい
雨の登山道、とくに樹林帯や草の豊富な低山、
登山中に気を付けていても、避けられないぬかるみ、泥ハネ、
子連れ登山でも、子供は色んなものによく触る。石、どんぐり、ウンチ、、
そしてその手で親に絡みついてくる。
クライミングしてても、私のようなヘボいクライマーはよく落ちるし、
美しくないムーブで土のついた岩にズルズル、、
登山は汚れる。どんなにカッコいい新品のウエアを着ていても!
アウトドア用の洗剤はやっぱり良いのだろうか…?
ふと、疑問になったところで、試供品をさっそくお試しダ。
ハイキングや登山で付着する茶色い汚れも落としたい
我が家の登山用のウェアの洗剤は基本ナノックス(NANOX)!
言わずと知れた大手メーカー、日本が誇るライオンさんの洗浄力に優れた安心品質。
中性洗剤なのに、よく落ち、環境にも配慮した植物由来が主成分。
香りなどはあまり好みでないけど、身近な生活のパートナー。
もう身近すぎて、家族みたいな存在。
特に疑問もなく、不満もなく使っており、
落ちきらない繊維の奥の泥汚れは、まー仕方ないよね、と済ませておりましたけど。
でも、汚れが残ると、
撥水が落ちる → 透湿性も阻害
カビや雑菌が繁殖 → 嫌なニオイのもと
そして、もちろんオシャレなデザインも貧乏くさくなる。
良いことなしだし、汚れは落とせるに越したことないんだわ。
アウトドア用の洗剤っって?
登山用品店でよく見る、「ゴアテックス(GORE-TEX)製品にも使えます」と書いてある
防水透湿性などの機能を保護する専用洗剤。
普段はだいたいナノックスでも、
ハードシェルとかレインウェアとか、いかにも透湿性が肝になりそうなウェアは、
我が家も明らかに汚れているときなどに使っていた。
特にメーカーや成分に気にすること無く、適当に店頭にあったものを。
アウトドア洗剤と普通の洗剤の何が違うかというと、
主な特徴としてはこういう感じ。
- 素材を傷める柔軟剤、漂白剤は御法度。
- 生地に優しい中性または水に溶けると中性になる弱アルカリ性
- 界面活性剤が通常の洗濯洗剤より多めのものがある
- デリケートなアウトドア用素材を守るために界面活性剤不使用のものもある
洗剤に共通する、汚れへの効果は主にこの2つ
- 界面活性剤の量を多くして、疎水して洗浄する力を上げる
- 各メーカーが開発する汚れを分解する様々な「酵素」
洗浄成分が濃ければいいと言うものでもないらしく、
液剤の溶けやすさとか安定性とか、いろいろあるんだろうな。
メーカーごとの特徴も様々・・
- 生地を傷めないために、界面活性剤を少ない「優しいけど頼りない甘やかしタイプ」
→ 素材には優しい、汚れも落ちない。
こういう男ってだんだんイライラしてくるよね! - 界面活性剤を濃くして洗浄力を高める「強引に押し切りタイプ」
→ 後先考えず、力でなんとかしようとするのは、
ウェアの生地を傷めそうだし、環境にも良くない。
強いだけの男は現代にはいらない。 - 種類や配合を、独自開発「バランス重視のやり手タイプ」
→ 界面活性剤の原料や濃度、有機分解酵素の配合を各メーカーが独自に研究開発って、
大部分の女子にが選ぶモテ男、、って決まってるわ!
ファイントラック オールウォッシュ(ALL WASH)を使ってみた。
石井スポーツで夏支度のお買い物してたら、洗剤の試供品もらっちゃった。
ファイントラックって、アンダーウェアに強い、後発の国産アウトドアメーカーだと思ってたけど、
アンダーウェア以外にも自社開発のユニークな製品が結構あるみたい。
2017年に発売されたばかりの自社開発の洗濯洗剤。
山が好きな人達による品質を重視した製品を独自開発しているメーカーなので、
それはちょっと、気になる、かも。
いきなり生活をともにするより、まずはお試し。
ファイントラックの洗剤で2度洗いの結果
ナノックスより汚れが落ちるのか?
を検証するために、ナノックスで洗い、完全に乾いた状態の汚れた洗濯物をスタンバイ。
家庭用のドラム式洗濯機を普通にスイッチオン。
そして自然乾燥。
① スポーツやトレーニング用のインナーウェア。
登山用というわけではない、スポーツ全般用のよくあるポリエステルのピタッとしたやつ。
3シーズンの日帰り登山とかクライミングとかで、日焼けしたくないときなどに着てるやつ。
袖口から前腕にかけて、擦れたような、茶色い汚れ。
早速、ビフォー&アフター
② ナイロン×ポリエステルの混紡。ストレッチ性のあるクライミングパンツ。
右のポケットのあたりと、左の膝のあたりに、黄土色っぽい汚れがこびりついている。
こっちもビフォー&アフター
結果的には、このレベルのしつこいドロ汚れになると、
1回洗ったくらいで、まっさらにきれいに取れる、という劇的な変化はなさそう。
でも、、
白い方なんて、一度洗ってるのにだいぶ白いところが増えてる!
写真がイマイチだけど、パンツも離れて見ると目立たないレベルに薄くなったような。
少なくとも、ナノックスで落とせなかった汚れに効いている。
あとで聞くところによると、オールウォッシュは製品の表面に加工したコーティング剤などにも
ダメージが少ないので、吸汗、防臭、防菌の邪魔もしないそう。
なかなかのテクニシャン!
オールウォッシュには詰め替えもある
日本語でいろいろ書いてあるボトルって映えないよね!
オシャレなイメージのないファイントラック。
「オーウウォッシュ」なんてネーミングも冴えないけど、もちろん洗剤ボトルも品質アピールなデザイン。
SNSに映えるオシャレなアウトドア用洗剤といえば、LAUNDRESS(ランドレス) スポーツデタージェントとかだけど、お値段は倍以上。
お気に入りのボトルに詰め替えれば、お部屋の雰囲気も崩さない。
オールウォッシュは詰替えがあるのも嬉しい。
男は顔より強さと優しさだけじゃなく、テクニックも重要ね!
あ、違う。洗濯洗剤のはなし。