赤ちゃんと登山。授乳やオムツ、離乳食はどうする
哺乳瓶と離乳食を持って卒乳前の乳児と山登り
我が子を連れてハイキングへ出かけたのは0歳。当然、オムツは取れてないし、卒乳、卒ミルクもまだ。
そんな赤ちゃんと山登りするときの授乳や離乳食、オムツ替えについて。
我が家の場合、授乳間隔はだいぶ伸びていたこと、もともと混合栄養だったので山中での授乳はせず、もっぱらミルク。
ただし、おっぱいがパンパンになった時のことも考えて、野外授乳の準備はしていきました。
基本セットは魔法瓶(サーモス)に2回分の熱湯、2本の哺乳瓶、2回分の粉ミルク、1食分の離乳食とおやつ。
粉ミルクはキューブのやつや100ml分ずつの小包装のものも使いましたが、小分けできる容器(ミルカー)や袋に必要量入れてもって行くと、さっと作れて便利でした。
ミルカーもいいけど、これが神アイテムで、1回分190mlとかの粉ミルクをセロハンの袋にの入れてシールで蓋をして持っていく。使うときは、蓋をしたシールと反対側にミシン目がついてるので、そこをピリピリと手で破いて哺乳瓶へ入れやすいし、かさばらない。素敵。
ミルクも冷やせないので、調乳用のペットボトル水を持っていくと、お湯と混ぜるだけで冷まさず与えられて便利。
山登り中に授乳が必要な場合を考えて
山行中は基本、ミルクでしたが、
おっぱいがパンパンに張って痛くなったら嫌だわ、という時の対策として、最初は普段使いと同じ授乳ケープとか持って行ってました。
でもなんか、授乳ケープって山には似合わないというか、、浮いたアイテムになってしまう。。
少しでも荷物を減らしたいのに、意外とかさばるし。
普段、登山に持っていくもので代用できないかと持ち物をチェック。
あった!緊急用グッズを詰めたスタッフバッグの中に!
ツェルトかぶっちゃえばいいじゃない!
普段でも天気が荒れそうな時には山登り自体をやめちゃうので、滅多に使うことのないツェルトにそんな使い道があったなんて。
山中でのオムツチェックはこまめに!
一番、気を遣ったかも。本人は野外オムツ替え、さぞ気持ちよかったことだろうけど。。
客観的に考えて、、楽しい登山中に、野生動物のものではないウン⚫︎の臭いが漂ってきたら、、かなり迷惑
そしてチビが座っているものはベビーキャリア。
買ったばかりのキャリアが早々に殉職するのもいたたまれない。
休憩のたびにチェック。人が少ない隙を狙ってさっとオムツ替え。
下に敷くオムツ替えシートは忘れずに。マナーとしてもだけど、登山道がボコボコしていて、チビが痛いとかわいそうだから。
離乳食はお弁当タイプのベビーフードで品質確保
チビの初めての山登りは三回食になった頃。だいぶ色んなものを食べられるようになっていたけど、
水分の多い離乳食は傷みやすいのが心配。
我が家はもっぱら、お弁当タイプの離乳食をそのまま持って行きました。
【子連れ山行記録】2歳0ヶ月 富士見台高原 2015/09/20
シルバーウィークの子連れ登山は富士見台高原。最近キティちゃんに反応する2歳娘、ということで、ヘブンスそのはらから富士見台高原へ!
久しぶりの子連れ登山。2歳になって初めての山登り。
天気は良さそう。中央道は少し渋滞しつつもそれほどの混雑もなくロープウェイ乗り場へ。
久しぶりのベビーキャリアにおチビは乗る気満々。
10:30 ヘブンスそのはらのりんどうコースからクライムオン♪※リフトで展望台まで上がることも考えたけど、イヤイヤ期の2歳を落としたらどうしよう、しかもザック1つとベビーキャリアもあるので足で登ることに
富士見台高原、無雪期も積雪期も行ったことあるし、アップダウンは少ないし余裕だろーと、思ってましたが、これが勘違いと気づくのはもう少し後。
延々と続くかのような林道歩き。子供はご機嫌だけど、、
振動で帽子がズレる、煩わしいからはずす、下へ落下。被せてコール。。
この繰り返しでなかなか進まず、、。
展望台まで1時間、、それでも本当は抱っこ紐に収納してリフトを予定していた分の時間ロスを縮めるために、最初からペースをあげすぎ。そして渋滞でロストした分の時間も。。
そうこうしているうちに、おチビは爆睡。
途中から林道を離れ登山道へ。土の道の方が、いくらか楽だと思いきや、背の低めの松や登山道に張り出した木の枝がヘビーキャリアのサンシェードに引っかかる、引っかかる。
おチビの顔に枝が当たらないように、自分が枝に躓いて転倒しないように、と結構気を使う。
ようやく神坂峠。萬岳荘で昼食を取ることに。
日差しの強さ、シャリバテもあって、だいぶ体力を消耗していることにここで気づく。
最終ロープウェイで降りるためには、ハイペースで下りなければならない。おチビはもう昼寝しないだろう。(だから邪魔されるし、時間がかかる)
そして我々親は想定以上に体力消耗している。。
タイムアウトで登頂断念か?と思っていた矢先。
どこからか「バス」という単語が聞こえる。そうか!萬岳荘から展望台までバスがあった。
大人だけの登山なら邪道だ、と絶対乗らないのでその選択肢に気が付かず。
バスに乗れば、山頂まで行ける!と13時に稜線を目指す。
ここからはママのご指名で、下の人をチェンジ。お昼ご飯も食べて、すっかりご機嫌なおチビと歌を歌いながらの登り。
さすがにキツイよ。
13時過ぎ、30分かからず、山頂へ!何度か来たことのある富士見台高原だけど、いつもガスっていて晴れた山頂は初めて。
春と違って虫も少ないし、展望はなかなか。
おチビをベビーキャリアから下ろし、写真を撮ったり山頂で少し遊ぶ。
おチビは展望よりも、犬連れ登山の日本犬と足元の小石が気になるようだった。
ふと、恵那山を見ると雲が覆い尽くし、明らかに雨が降ってる!慌てて萬岳荘へ。
バスをしばらく待って14:25。
バスで展望台へ。テクテク歩いた林道もあっという間。
展望台からはまたりんどうコースをテクテク下る。
今度はおチビは喉が渇いているわけでもないのに、お水飲む、を3分おきに言ってみる攻撃。
さらに、帽子のリピートも再発!
それでも歌を歌ったりしながら誤魔化して、30分程でヘブンスそのはらのロッジへ。
ソフトクリームでしばし疲れた体にエネルギーチャージをして、ロープウェイへ。
帰りの高速は激しい渋滞もなく、無事下山。
バタバタの山行になってしまったけど、今回もおチビが楽しそうでよかった!
ベビーキャリア(キッドコンフォート2)の練習をするよ(様子見編)
我が家の0歳をとりあえず乗せてみる
0歳の子供を登山に連れて行く前に、ベビーキャリアの練習をしなければなりません。
ベビーキャリアを決定、購入したのはいいけれど、親も子も初めて。
これに乗せて山に連れて行った時に、どうなるのか想像がつかない。
もの珍しさに喜ぶ気もするし、すぐに抱っこを要求されそうな気もする。
それまで子供も一緒に楽しく山登りしているシーンばかり想像していたことに気づいて、にわかに不安になってきた。
我が家の生後8ヶ月はいつも抱っこ紐ばかりの抱っこちゃんが、何時間もベビーキャリア上でおとなしくしていられるのか?
そもそも、乗ること自体拒否してギャン泣き、となれば、まるで幼児虐待しているように思われないだろうか?
騒ぐ子供を連れていてはバードウォッチングや動物の写真を撮ろうとしている登山者に迷惑が掛かるのでは?
とりあえず、ベビーキャリアのストラップを小柄な我が子に合わせて、ミニマムサイズにセットアップ。
2014年5月、機嫌が良さそうなときを狙って家の中で乗せてみる。
フローリングに置いたキッドコンフォート2にそのまま乗せてみて、反応を見てみたい。
ストラップをはめるのにモタついてしまったのもあるかと思うが、抜け出そうとして明らかに、嫌がっている。。
その日はそれで終了。
ベビーキャリアは担いで歩いて見なくちゃ分からない
そもそも、本来ならベビーキャリア購入前に本人が試乗して、背負う予定の親が実際に背負ってみて、というのを店頭でやるのが慎重な買い物の姿勢というものだと思うんだけど。
いや、我が家も試乗はした。けど、親子別々に試して、ウチの子にはちょっと大きいけど、なんとかなりそうね。と確認しただけ。
背負って、歩いてみたら、全然違うんじゃないだろうか。
再びチビすけをキッドコンフォートに乗せてみる。
"下ろせ、泣くぞ" という顔をしているところを、こんどは手早くストラップを締めて、夫婦で協力しながらゆっくり持ち上げて背負ってみる。
すると、露骨に迷惑そうな顔をしていたチビすけの顔つきがみるみる変わっていくしゃないの。
なんだ、この高いところー!とでも言いたそうに、へへっと笑っている。
そのまま、家の周りを1周。
ご近所さんに見られるとちょっと恥ずかしい、という理由でほんの5分くらいだったけど、その間嫌がられることもなく大人しく座っていてくれた。
親も特にハーネスがあたって痛いなどという事もなく、"チビすけが乗っている、転べないぞ" という緊張感はあるものの、確実に次のステップへの手応え。
ベビーキャリアはザックとは全然違う。
乗る本人も、むしろ担ぐ大人(親)が慣れなければとても危険と感じた。
まずはベビーキャリアの使用感を確認。ストラップ調整はもちろん、バランスの取り方、サイズ感、子供の顔がどこにあるか、など山行前のチェックは重要。
そして一番大事なのは乗せた時の子供の反応。
山中でギャン泣き、じゃ、何のために連れてきたのかわからなくなっちゃうから。
子連れ登山ができるのはいつから?0歳でベビーキャリーデビューしました
子供と一緒に山に行きたい!
木の匂いや葉っぱの擦れる音、鳥の鳴き声、青空の下にどこまでも続くかのような稜線。
我が子にもそんな山の魅力を五感で感じて欲しい!
山登りは初中級者だったけど、山を歩くのが楽しくなってきたところだったので、妊娠中から山に行きたくて仕方なかった。
安定期に入って、主治医に許可をもらうと、ダンナと足場の良い登山道を探し、森林浴は胎教にも良いはずだと、山に行きたいフラストレーションを解消。
マタニティマークをザックに付けて歩いてたのが懐かしい。
無事、出産してしばらくは山に行きたいとも思わなくなり、数ヶ月。。
動き回るようになり、目が離せないけど、いろいろなものに興味を持ち始めた我が子。
腰も座ってきたし、とベビーキャリーの選定に入ったのがハーフバースデーを終えた0歳で7ヶ月くらい。
候補に挙げていたベビーキャリーの対象年齢が0歳6ヶ月以降、10ヶ月から推奨だったから。
ベビのうちはキャリーに座りっぱなしだから、ある程度骨格がしっかりしてきてからの方がいいよ、ってことらしい。
ほぼほぼ育児書通りの発育をしていた我が子はその山道具屋さんの教えを参考に、したというわけ。
子供と一緒に登山できる条件って?(我が家の場合)
- 腰が座って一人でお座りできるようになった
- 離乳食が中期に入って、ベビーフードもモリモリ食べるようになった
- ストローで水を飲めるようになった
ググって世の中のファミリー登山の先人たちのブログを読んだり、
確かに、ベビーキャリーに座りっぱなしのベビさんは腰が座ってないと、
骨に負担がかかったりしそうで心配。
離乳食に関しても、傷みやすい食材は持っていけないし、山中で授乳やミルクの回数が多いのも大変。
ベビーフードがマスト。幸いにも我が子は和光堂のベビーランチはよく食べた。
水分補給についても、野外なのでこまめに水やお茶を飲ませる為には、ストローマグが必要。
我が子はストローの習得に3ヶ月もかかったけど、漸く使えるようになったところだった。
まずはベビーキャリーに試乗してみよう
どうやら、山に連れて行けそうだと分かったところで、ベビーキャリー登山の専門店で試乗。
最初に試乗した0歳6ヶ月の時は、小柄な我が子はまだ座高が低すぎて不安定。
その3ヶ月後にお店の人にストラップの長さなど調整してもらい、試乗成功。
モンベルは軽くて価格もお手頃だけど、丈夫さに欠ける気がして、年少くらいで乗せるにはいいかもしれないけど、0歳から乗せるには心許ない感じ。
オスプレーとドイターはどちらも同じくらいの重さ。価格もスペックもそれ程変わらなかったような。
容量は30l入るオスプレー ポコプレミアム。
サンシェードやレインカバー、チンレストやフットレストなど付属品が充実しているのがドイター キッドコンフォート。
背負い心地もそう変わらなかったので、我が家はサンシェードとチンレストが気に入り、ドイターのキッドコンフォートⅡに決定。
ポコプレミアムは軽く小屋泊1泊分のザックくらいの容量が魅力だけど、その分厚みがあり、樹林帯などで引っ掛けたりぶつけたりしやすいのでは?と懸念したのもある。
キッドコンフォートⅡは2014年当時、ちょうどリニューアルしてフットレストやチンレストが改良されたとのこと。
白いクマのぬいぐるみが付いているのもちょっと嬉しい。
ちなみに、キッドコンフォートは1より2、2より3のほうが強度が高くて丈夫。その分本体の重量も重くなる。
なら真ん中とって2が人気と、我が家もそれに便乗。
こうして赤ちゃんを山登りに連れていくための必須条件と必須アイテムがそろうと、テンション上がってくる。
最初に行く山はどこにしよう。
[ドイター] deuter キッドコンフォート2 D36514 3033 (オーシャン×ミッドナイト)
- 出版社/メーカー: deuter(ドイター)
- メディア: スポーツ用品
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