子連れ登山を頑張る母のブログ

子連れ登山をはじめました。名古屋から日帰りで行ける東海地方の山を中心に子供と一緒に登山をするための準備や山行記録など。

0歳〜1歳の子供と登山してみて気付いた危険なこと、注意すること

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まだ歩けなかったり、よちよち歩きの赤ちゃんを連れての登山。

何度かの子連れ登山をやってみて、危険だな、注意しなきゃな、と思ったことなど。

 

 ※2~3歳で感じた危険はこちらに書きました。

kozure.hatenablog.com

 

 

 

我が家は名古屋から日帰りで行ける東海の山を中心に、

0歳で5回、1歳で6回の子連れ登山ができました。(2つ3つ数に入れていいものか?というのがあるけど、、ハイキングといえば間違い無いかな)

 

  • 0歳8ヶ月   春日井三山 (2014.05)
  • 0歳9ヶ月 御在所岳  (2014.05)
  • 0歳9ヶ月 入笠山(敗退) (2014.06)
  • 0歳11ヶ月 北横岳(敗退)〜坪庭散策 (2014.08)
  • 0歳11ヶ月 霧ヶ峰 (2014.08) 
  • 1歳1ヶ月 御在所岳 (2014.10)
  • 1歳6ヶ月 金華山 (2015.03)
  • 1歳7ヶ月 猿投山 (2015.04)
  • 1歳7ヶ月 霊仙山 (2015.04)
  • 1歳8ヶ月 竜ヶ岳[鈴鹿] (2015.05)
  • 1歳9ヶ月 入笠山 (2015.06)
  • 1歳11ヶ月 乗鞍高原散策 (2015.08) 

 

子連れ登山は今も手探り状態。成長の段階や、もちろん、子供の性格などによっても注意しなければならないポイントは変わってくるし、大人だけの山登りと同じく経験を重ねるしかないなぁ、とは思うけど、

春と秋に数回ずつ、子供をベビーキャリアに乗せて歩く経験を通して、注意しなきゃいけないことが見えてきた。

〈追記〉

2〜3歳の登山で危険を感じたこと

2〜3歳の子供と登山してみて気付いた危険なこと、注意すること - 子連れ登山を頑張る母のブログ

 

ベビーキャリアは(親が)慣れるのに経験が必要

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以前、ベビーキャリアの練習をしたことを別の記事にも書かせていただいたけど、同じ重さのザックを背負っているのとはワケが違う、と思った。

 

重心を自分が予期せぬ方向に移動する荷物なんて、背負ったことないですから!

子供は自由に動く。常に動くかも、と意識しないと、不意に動かれてバランスを崩して転倒、なんてことは許されない。はじめの数回の山行は、慣れるまでかなり緊張。

興味があるものがあれば見を乗り出すし、寝れば重心が一点にかかってきて正に”こなきジジイ”と化す我が子。

他の道具と同じでベビーキャリアは親が使い慣れないと真価を発揮しないみたい。

 

知ってる道でも難易度アップ。ルート選びは慎重に。

そんな訳で、ルート選びも吟味。

安心なのはよく知っている登山道で、上記のような重心を異動しながらでも歩けるくらいの余裕を持てるところ。

または、老人の散歩に使われていたり、幼児でも登れるような小さくて道も広くて良く整備された登山道。春日井三山、入笠山、霧ヶ峰あたりは親も初めてかものすごく久しぶりだったけど、よく整備されていることを知っていたので、行ってみて正解。

猿投山なら「東海自然歩道」はよく整備されていて歩きやすい。 

御在所は慣れていないと危険な箇所もあるけど、子供が生まれる前から何度も足を運んでいるルートだったので、ルート状のどこで何に中止しなければならないか、予め想定ができる。

それでも、ちょっとしたほんとに狭い川の渡渉や、ちょっとした段差の大きい下りなどはバリバリに緊張。トレッキングポールは必須。

 

コースタイムの2倍〜3倍を見積もり、頂上は目指さない登山をする

1歳になると子供は少しずつ要求を出し始めてくる。

0歳のうちはまだ大人しくベビーキャリアに乗っていてくれていた、というか、半分以上寝ているので、慣れない難しさはあったけど、軽いし何より静かだった。

1歳半で登った金華山。北側のルートから登ったのだけど、その頃、チビは普段の保育園の行き帰りなどでも「タッチ」と言って色々なものに触りたがった。

山でももちろん、標識、木の幹、大きな岩など目に入る様々な珍しい物に対して、「たーっち」とベビーキャリアの上から要求。お代官様状態。

公園以外の木や岩に触ることも普段の生活ではないことなので、いい刺激にはなっていそう。

だが!それを5mも進まないうちに要求され、拒否すれば怒られ、、全然進まない。

大人1-2人だけならコースタイムの半分程度で歩ける金華山登山道も山頂までたっぷり1時間。

ストック(トレッキングポール)を出そうものなら、それも貸せと要求。

バランスを取るために、ちょっと岩に手を置こうものなら、自分も同じ場所にタッチしたいと要求。

ここからコースタイム通りには歩けなくなり、山行計画は3倍かかることも想定して、

「何時までにここに来れなければ、山頂は諦めて引き返す」というタイムアウトポイントを設定せざるを得ない。

 

サンシェードが付いていても、帽子よりヘルメット着用

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百聞は一見に如かず。この写真!

寝るとこうなるから!完全にベビーキャリアから頭が落ちてるし、直してもまたすぐ落ちるし。

樹林帯で一度コツンと頭を木にぶつけてしまい、小さなたんこぶを作ってしまったので、それ以来、樹林帯を歩くときはヘルメット。

サンシェードも頭上の枝はある程度避けてくれるけど、横に飛び出した頭を保護するのはヘルメットしかないので、自転車用だけど無いよりずっと安心、安全。

 

子供のウェアは1枚多め。寒くないかこまめにチェック

ベビーキャリアを背負って、気を遣いながら歩いたり、3人分の荷物の入ったザックを背負っている大人は汗かきトレーニングかよ、というほど暑い思いをすることが多い。

だからつい子供も同じ感覚だと思ってしまうけど、乗ってるだけのチビは足元が冷え冷えに冷たくなってることも。

稜線など風ある、体温が下がりやすいときでも無い時でも、こまめに寒そうじゃないかチェック。

同時に着せすぎて汗ダクで寝てたりすることもあるので、子供の服装は基本的に重ね着で調整しやすく。

このことは事前に本で予習して、ほほぅ〜と思っていたので、最初の山行からちょこちょこ様子を伺うようにして、今のところ風邪を引かせずに済んでいる。

 

赤ちゃんから始めました親子登山

赤ちゃんから始めました親子登山

 
子どもと楽しむ山歩き

子どもと楽しむ山歩き

 

この2冊を妊娠中や産後に読んで、自分の子供と山に行きたいなあ、思ったのが懐かしい!

 

ちなみに2歳になった最近は、自分で歩く!という主張が増えて、やっぱり前に進まない。

小さな身体でボルダリングのように登る姿はたくましいけど。

しかし、まだ抱っこも要求してくるし、アレがいいコレがいい、イヤだイヤだの魔の2歳との山登りは暴走などの他の危険も。

これは現在進行中なので、ノウハウになるようなことができたらまた記事にしておこ。 

パパに子守をお願いして山に行くときに、お世話になってます
名古屋の登山ガイドオフィス → ムーントレック